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日本ワインって最近どうなの?国産ワインとの違いは?ソムリエエクセレンスおすすめ5選も紹介

お疲れ様です!

新婚旅行も家族旅行もワイナリーが必ず入る、ワインラバーブロガーてつみです。

夫はワインに関する輸入・通関・卸・小売りとすべてに関わりその道20年になる稀な経歴をもつ、ソムリエ・エクセレンスです。

今日は夫のエクセレンスと共に「日本ワイン」について書いていきます。

「日本のワインっておいしいの?」

「そもそも日本ワインってどういうこと?」

「日本ワインに興味あるけど、おすすめは?」

そんな疑問にソムリエエクセレンスとやんややんややりながら、答えていきますね!


クオリティ日本ワインの歴史は始まったばかり

クオリティワインというのは、工場などの量産品ではなく世界基準からみて醸造された高品質ワインと思ってください。

そのような高品質な日本ワインの生産が始まったのはここ20年ぐらいの話です。

この歴史の浅さゆえ、日本が世界基準からみて、ワイン文化が未熟と言われるわけです。

また、日本ではワイン用のDNAを持つブドウ栽培が発展しにくい環境がありました。

日本では「生食用のぶどう」のほうがよく売れますし、生産者も儲かります笑。ブドウ農家さんも、時間とコストがかかるワイン用のブドウ品種の栽培にはそれなりの情熱と覚悟が必要だったんですよね。


主婦
主婦

シャインマスカットは確かに美味しいし、もらってうれしいよね、、、

なので、結果、日本古来のワイン用のブドウ品種の研究や改良がはじまったのもここ100年ぐらいの話なんです。

ワイン用のブドウの木も、樹齢を必要とします。

ヨーロッパなどはブドウの木も樹齢が15年ぐらいたたないと「満足なワインが造れない!」という生産者もいるぐらいで、ブドウの木を植えてから最低でも3年ぐらいかかるそうです。

土壌の開発も一朝一夕にはいきません。

成熟したワイン文化は、やはり壮大な歴史文化や地理的条件、気候条件の中で培われるんですよね。

てつみ
てつみ

伸びしろしかないということですかね!




日本ワインと国産ワイン(国内醸造ワイン)の違い

日本ワインとは、国内収穫のブドウを使い、国内で醸造瓶詰しているワインのことを指します。酒税法で決められています。

対して、俗にいう「国産ワイン」正確には「国内醸造ワイン」は、輸入された海外品種のブドウや濃縮果汁を原料にしているワインをそう呼びます。

日本のワインを買う場合は、瓶の裏に貼ってあるラベルに記載があるので、見てみてくださいね!





日本ワインは全国で生産されています。押さえておきたい3つの産地

日本のワイン生産地は331件!(平成30年度国税庁調べ)

日本ワインを生産する生産地として登録されている場所は、北海道から沖縄までなんと331件もあります。

実際に291件が稼働中となっています。

素敵女子
素敵女子

そんなにあるなんてちょっと驚きました。

数あるワイン生産地の中でも、日本ワインの歴史と現状を語るうえで欠かせない場所をピックアップします。

もちろんこれらの産地以外にも注目すべき産地は多数ありますが、歴史や規模、生産量などでソムリエ・エクセレンスが主観でピックアップするのでご容赦くださいませ。

日本固有のブドウ「甲州」を使用した「甲州ワイン」といえば山梨

日本を代表するワイン用ブドウ品種「甲州」の主要産地が山梨県です。

甲州に限らずワイン用のブドウ全体でも、日本一の生産量があります。

今でも「甲州」の栽培が盛んです。

十数年前までは、日本全体におけるワイナリー総数の50%以上が、山梨県にあったそう・・・

いまでも、ワイナリー総数の30%は山梨県にあります。

数でいうと、山梨県全体では62件ワイナリーがあり、うち29件が甲州市勝沼町に集中しています。(国税庁データより)

メディアでも度々取り上げられる、グレイスワイン(中央葡萄酒株式会社)も勝沼町にあります。

グレイスワインでは日本ワインのシンボルともいわれる甲州ワインが造られています。

『グレイスエクストラブリュット』というスパークリングワインがは2016年『デキャンタ』というイギリスの世界的有名なワイン雑誌のコンクール『ワールドワインアワード』でアジア初のプラチナ賞を受賞しています。

そしてのちに2018年から甲州を使用したワインで同雑誌の金賞を連続で受賞している、注目のワイナリーです。

世界のグレイスワイナリーと言ってもよいでしょう。


夫エクセレンス
夫エクセレンス

山梨県は日本のワイン研究の中心となっています。





世界基準のワインを目指しているのは長野

山梨が「甲州」と「マスカットベーリーA」の品種を研究改良して、日本固有のワイン文化をリードしてきたとすれば、

長野はワインに適した気候風土を活かし、「ワイン特区」を作り、ワイナリーを積極誘致してきました。

結果、現在は、世界的に有名なワインの品種である「メルロー」「シャルドネ」の栽培も成功し、これらの品種については日本で一番栽培されています。

「メルロー」「シャルドネ」を使用して、世界基準のワインを目指したワイン造りを行うワイナリーが多いのが長野県です。

有名なワイナリーとしては、シャトーメルシャンの桔梗ケ原ワイナリーがあります!1年に1回一般開放される以外は、普段は見ることができないのですが、日本を代表する高級ワインを造っています。

また2019年には椀子(まりこ)ワイナリーもオープンし、一般の見学も可能となっています。

シャトーメルシャンは山梨県勝沼にもワイナリーがあります。ワイン好きなら一度は訪れておいて損なし!楽しく日本ワインのリーディングカンパニーの歴史を学べます。

ドライバーがいれば、テイスティングカフェでワインも楽しめるし、ワインも買えるし、で楽しい思い出しかない笑


小布施ワイナリー、ファンキーシャトー、ヴィラデストワイナリーなど、ワイン好きには熱狂的なファンも多いワイナリーが多数あります。

個人的にはシャトーメルシャン椀子(マリコ)ワイナリーは是非行ってみたい。


長野県を旅行する際には参考にしてほしい、ワイナリー巡りも魅力ですね。




海外ワイナリーとの提携にも積極的な北海道

北海道も有名ワイナリーが多数あります。

ここ20年の間のワイナリー増加率は全国一です。

ただし、北海道は小規模生産者が多く、生産本数が少ない傾向にあるので、入手困難なワインもちらほらあります。

ネットでの販売を禁止しているワイナリーもあったりします。

北海道は自治体をあげて、海外との連携も強化したプロジェクトなども行っています。

函館ワインプロジェクトでは、ワイナリー経営まるごと、海外資本のワイナリーが行う初めての試みがスタートされています。

夫エクセレンス
夫エクセレンス

令和元年スタートのプロジェクトで、植樹して2年目。何種類か植えているので、適したブドウを選定する段階とのこと!

ブルゴーニュの生産者が北海道でどんなワインを造るのか楽しみです。




売れ切れ注意のソムリエエクセレンスおすすめの日本ワイン5選

世界基準の高品質日本ワイン=シャトーメルシャン桔梗ケ原メルロー シグナチャー

桔梗ケ原産メルロー100%の赤ワインです。

個人的には1万ぐらい高いとかんじますが、日本らしさのある高級ワインといったらこれを抜きには語れない1本だと思います!

勝沼で飲みましたが、美味しかった!

価格も年々上昇中です。



ペアリングは、上質な柔らかい牛肉、フィレがいいでしょうね、、、食べたい。飲みたい!牛フィレ肉のステーキ・・・


グレイス3代目の情熱の結晶=グレイス 甲州 鳥居平畑 プライベートリザーブ


夫エクセレンス
夫エクセレンス

鳥居平畑産、甲州100%の白ワインです。

で、なぜこれがおすすめかというと、美味しいだけではなく、

苦悩と情熱の結晶ともいえる、ブドウから作られているからです。


所説あるものの、甲州品種発祥の土地ともいわれる鳥居平(トリイビラ)のブドウを使っています。

しかし、当初はブドウの糖度が上がらず、ブドウの仕立てから研究改良を重ね糖度のあるブドウが収穫されるようになったそうです。

滑らかな酸味、樽発酵の複雑味を兼ね備えた、甲州ワインです。


天婦羅の盛り合わせがいいですね。野菜も魚介もしっかりとペアリングされます。香ばしい風味が欲しいので天婦羅・・・食べたい


ソムリエ・エクセレンス最終試験にも出た!甲州の多彩さを表すスパークリングワイン=ハギーワイン

夫エクセレンス
夫エクセレンス

誰がいつ飲んでも、単純に美味しいスパークリング。爽やかではつらつとしている味わいですよ!

価格も家庭で楽しむには、無理のない、っていうかコスパ高すぎです。

その上、コルクも戻せるゾーク栓を使用しているので、飲み残しをしてもまた栓をすることができます。優秀!


普段の家庭料理で、あまり深く考えず、気軽にペアリングさせてください。

万能です。

甲州のルーツ=ジョージアの赤ブドウ品種「サぺラヴィ」を使用したスパークリングワイン

赤のスパークリングワインです。イタリアのランブルスコが有名ですよね。

日本らしい繊細さがあって、少し甘味も感じるので、女性にも大変好評な赤いスパークリングワインです。

こちらもゾーク栓という、飲み残しても再度栓をすることができるコルクを使用しているのも、優秀すぎます!

少し甘味があるので、食事と合わせるというより、食前のアペリティフとして楽しまれるといいですね。

食事も甘辛いタレなどならとても好相性なので、焼き鳥をタレでテイクアウトすれば料理をする方も楽ですね。

日本で改良され生き残ったブドウの代表格マスカットベーリーAを本格派赤ワインとして造っている=ルバイヤートのバレルセレクト

ワイン用ブドウの赤ブドウの中では最も生産量が多いのがこのマスカットベーリーです。

夫エクセレンス
夫エクセレンス

ジュースのようになる場合もあるマスカットベーリーA。

ルバイヤートでは、マスカットベーリーAの飲み心地の良さを残しながら、ワインらしい複雑で奥行きもある味わいに仕上げているので、おすすめです。

[2017] ルバイヤート マスカットベーリーA樽貯蔵 バレルセレクト 赤 720ml / 丸藤ワイナリー 丸藤葡萄酒工業 [山梨] Rubaiyat Muscat Bailey A Barrel Select / MARUFUJI WINERY [Na10-4]

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日本ワインはこれからも大注目

ブドウの樹齢があがり、

ブドウの樹の剪定もすすみ、

醸造技術も目覚ましく高まり、

どんどん美味しいワインができてくる要素しかありません!

ワイン好きも、ワインに興味がある方も、地元観光や国内旅行のプランの一つにもとても素敵な日本のワイナリーをチェックしてみてはいかがでしょうか?

今回のエクセレンスのおすすめは、珠玉のセレクションになります。是非味わってきになる産地があったら、一度訪れてみると楽しいですね。


今日もお茶も出さずに最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。

またね!!



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