お疲れ様です。てつみです。
「ワインを飲む機会は増えたけど、ぶっちゃけ何が美味しいのかわからない」
って思っている人って意外と多いかと思います。
ワインって本当に種類も多いし、なんだか価格も高いような気がするし、まだまだ初心者にはハードルが高い飲み物ですよね。
ところでなぜ今回の記事はワインなのかというと、
実は私は20歳から現在にいたる約20年のうち15年ぐらいはワインを愛飲しています。
さらにはワインが縁で、現在はソムリエエクセレンス(日本ソムリエ協会の最上位資格)の夫とも出会い、結婚をしました。
その結果、結婚した2011年から現在までの9年間は、妊娠中と授乳中以外は、平均して300日ぐらいはワインを主に自宅で飲んでいます。
夫に関していうならば、おそらく職業としてのキャリアが20年程度で、輸入から通関、小売り販売などワイン流通のすべてに関わってきたこともあり、ざっと3万本ぐらいはワインを試飲しています。そして異常なことにほとんど覚えていたりします。
そんな、ワインをこよなく愛しワインでしか人の役にたてないと自負する我が家のソムリエエクセレンスに、経験を活かした、意外なワインの選び方を聞きました。
なので、今までワインの美味しさがなんとなくわからない、どう選んでいいかわからないと思いながら、なんとなくワインを飲んできた人、必見です。
「本当に美味しい」と思えるワインと出会うための、経験をもとにしかできない選び方をソムリエエクセレンスに聞きました。
「本当に美味しい」と思えるワイン= ワインの個性×あなたの個性のベストマッチ
性格から産地を考える
ストイック(いろいろ気になる)なあなたは
食べるものや飲むものにも意識が高かったりします。
自分を満足させる意識の高いチョイスで「美味しい」ワインと出会える可能性が高まります。
ブドウ栽培からこだわった有機認証ワインを探してみるとよいでしょう。
完成度の高いワインを生産するトップ生産地から選びましょう。
ボルドー
ブルゴーニュ
シャンパーニュ
緻密な味わいや、タンニン(渋み苦み)が心地いいものが多いです。
噛み締めて飲む、と言ってもいいともいます。
要は、妥協せずつくられているんですよね、トップ生産地の銘醸造ですし。格付けワイン、高級ワインで切り込んで自分を満足させてあげてください。
ワインの資格を取ったりされる方は比較的このカテゴリーです。向学心の高い人が多いと思います。
おおらかなあなたは
おおらかだと自負するあなたは、緻密すぎず気軽にのめる飲み心地のよいワインを探します。
南仏
カルフォルニア
南アフリカ
ニュージーランドなど
気持ち的にもバカンス、海など解放感を連想するような産地ですね。
どちらでもない(バランス型)
どちらでもないというあなたは、シュチュエーション問わず、楽しめるワインが多く生産されている産地を選んでいきましょう。
イタリア
スペイン
アルゼンチン
チリ
オーストラリアなど
産地がざっくりわかったら、次はブドウ品種でまたもやざっくり絞込ます。
さらに食べ物の好みからブドウ品種を考える
ジャンクフードやお惣菜万歳!しっかり濃い味付けがすき
飲みごたえのあるワインができるブドウ品種から選びます。
カベルネソーヴィニヨン
メルロー
テンプラニーリョ
マルベック
シラー
シャルドネ
なんでもOK
料理やシュチュエーションを問わず、重すぎず軽すぎないちょうどいいワインができるブドウ品種から選びます。
サンジョベーゼ
ソーヴィニヨンブラン
素材重視の味付けが好き
繊細でデリケートなワインができるブドウ品種から選びます。
ピノノワール
ガメイ
マスカットベーリーA
甲州
リースニング
さらに身体を良く動かす人におすすめの産地・品種
身体を良く動かす人は、産地でいうと、日照量の強い場所。
ボリューム感のあるワイン、飲みごたえのあるワインが「美味しい」と感じる傾向にあります。
ボルドー
ローヌ
スペイン
カルフォルニア
チリ
アルゼンチン
オーストラリア
などを参考にしていただき、さらに品種は以下の中で選んでいただけると、かなり「美味しいワイン」に出会える確率があがりますよ。
カベルネソーヴィニヨン
メルロー
テンプラニーリョ
マルベック
シラー
シャルドネ
自分の嗜好や個性から産地や品種がだいたいみえてきたら、ここで外したくないのはやっぱりワインの品質や輸入の状態です。現地で味わえるクオリティのボトルを日本国内でも手に入れたいものです。
しかも、同じ価格ならなおのこと、良いボトルを買いたいですよね。
品質がよく輸入状態や管理のよいボトルを探そう
品質が良いワインとは
天・地・人に恵まれているワインは高品質といえます。
天、は天候。気候。いわゆるヴィンテージですね。○○年は偉大な年、とか聞いたことありますよね、あれです。ブドウの生育にとって天候に恵まれた年かどうかが一つ。
地、は畑。土壌です。良いブドウは良い土地があって育ちます。ブドウの味わいに影響します。粘土質なのか石灰質とかで大きくちがうんですよね。水はけがよく、保温性があるというは大切です。
人、これはブドウ栽培に欠かせないんですよね。適正なブドウの収穫量をコントロールします。優れた環境のなかで手をかけ手間をかけていないと美味しいブドウにはならないし、ワインにもならないです。
良い輸入状態や保管の状態とは
どんな高品質のワインでも、輸入や保管の状態が悪いと味に影響がでます。最近では高級ワインの輸入にはほとんどリーファーコンテナが採用されていると思いますが、安いワインは温度管理されていないコンテナで赤道を通って輸入されているものも多いのが実際です。
ワインは高温、低湿度、光、振動で劣化したり荒れたりします。
温度、湿度、遮光、振動、これらに注意をして、大切に輸入されて保管されているワインを選べるといいですね。
どうやったらそんなワインが買えるのか
これが超重要!信頼のおけるショップを探しましょう。ネットショップなら、どんな人がどんな想いで、どんな方法でワインを輸入しているか、明らかにしているショップを選ぶことが重要です。
さあ、
ワインが見つかったら、あとはどう楽しむかです。
思いっきり、でも少しおしゃれに楽しむためのヒントです。
ワインを楽しもう。少しおしゃれに。
- 自宅で
- レストランで
自宅で楽しむ
ワインは人生を豊かにする飲み物だと思っています。ワインが好きなら自宅で、普段の家庭料理とのペアリングを楽しんでみましょう。
レストランで楽しむ
どうせあなたの大切な時間を酔うことに使うとしたら、大切な人と本当に美味しい食事と、ワインで自分を満足させる時間にしましょう。持ち込み(Bring YourOwn)も増えていますが、ソムリエとのコミュニケーションが醍醐味ですので、恥ずかしいと思わずに、初心者の方こそ、積極的にソムリエさんのおすすめを聞いて楽しみましょう。楽しい発見があるかもしれませんしね。
いかがでしたか?
ワインをもう少したのしみたいけど
ワインは高い、お酒で酔うのは人生の無駄だ、そもそも味がわからない!とワインを敬遠する声もありますが、
あなたが「本当に美味しい」と思えるワインは、きっとあるんですよね。ただ見つけられないだけです。そりゃそうです。ワインの種類なんて星の数より多いですから。
是非、夫があなたのワイン選びのお手伝いができるといいな、とてつみは思っています。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。